各研修会の視覚障害のある鍼灸師向けの実技ビデオ

視覚障害鍼灸師こそ伝統鍼灸を選ぶべき提言

最初に視覚障害者の鍼灸師だからこそ伝統的な鍼灸術を選ぶべき意義について、委員会からの提言です。よく聞く話に歯医者とコンビニの数は同じくらいあるので過当競争も煮詰まっているというのがありますけど、鍼灸というのは同業者を含めるとコンビニの倍の数があることをご存知でしょうか?そんな状況で視力にハンディのある治療家が生き残っていくためには、古典に書かれてある独自の診察法を身につけることが最善と考えてきました。けれど視力に障害を背負った時期や経過がそれぞれであり、必ずしも視力の低下と触覚の鋭さが反比例するわけでもありません。
 そこで、ざっくりではありますが研修会が求めているスタイルを分類し、ご自分の環境や条件に合ったスタイルがあることをご理解いただければと思います。「出会い」は大切なきっかけですが、能力と条件からご自身の力を最大限に発揮できるように様々なスタイルがあることをyoutubeへ動画をアップしましたので一通り閲覧ください。連絡先はページの下側にまとめてあります 視覚障害鍼灸師こそ伝統鍼灸を選ぶべき提言 - youtube

東洋はり医学会(ページ内リンク)   鍼灸経絡研究紘鍼会(ページ内リンク)   北辰会(ベージ内リンク)   漢方鍼医会(ページ内リンク)   連絡先一覧(ページ内リンク)

東洋はり医学会

東洋はり医学会です。1959年5月、我々の会は福島弘道先生を中心とした視覚障碍者5名から発足し、その後晴眼者も交え海外にも発展し、平成30年4月に一般社団法人東洋はり医学会となりました。脉診(みゃくしん)流経絡治療を手から手へ伝える事を目標とし、小里方式という鍼をする者・脉を診る者・鍼を受ける者の3名の最少人数で技術修練を行うなど繊細な指導体系の元、継続的に技術を習得し、鍼専門家として独立開業を目指すことができます。 東洋はり医学会、視覚障害鍼灸師向け実技解説 - youtube

鍼灸経絡研究紘鍼会

本会は初代竹村正会長が創始し、日本伝統鍼灸の学術の研究、開業鍼灸臨床家の育成を目的に研鑽を重ねてきた。また医聖杉山和一検校が創始した管鍼術による微鍼を用いて「気をして血を動かす」とする鍼術を会得するために病症の基本診察法として、一貫して四診法のうち陰陽五行論に根ざした腹診を主に、臓腑・経絡の虚実判別を行い「症・象・証」を基本理念に、刺鍼法の習得に力を注いできた。診察は四診法に基づき、脈状診に加え、より普遍性の高い、五臓腹診による経絡調整法に重きを置き、臨床に即応した研修を実践している。 鍼灸経絡研究紘鍼会、視覚障害鍼灸師向けの実技解説 - youtube   鍼灸経絡研究絋鍼会による腰痛治療 - YouTube

北辰会

 北辰会方式では病因病理を踏まえ標本主従を重要視し少数鍼治療を行います。論理的であると供に視覚障害の方々におかれましても体表の所見を重要視し気の状態を重要視する為学びやすい内容も多くあると考えます。定例会に学びに来られる熱心な先生方も多く、真剣に且つ楽しく学びを得られています。動画を視聴し感じるものがあった先生方は是非北辰会事務局までご連絡いただけます様お待ちしています! 北辰会、視覚障害鍼灸師向け実技 − youtube

漢方鍼医会

「ていしん」での本治法が今や漢方鍼医会の代名詞にもなっていますが、刺さない鍼は視覚障害のある鍼灸師を育成するのに大きな利点になります。それを支える病理考察や手法や脈診などを紹介しています。なお、動画の長さからモデル患者の詳しい病理考察が抜けていますが、撮影時期が真夏であり胃腸への負担が結果的に腎の津液不足につながったということで治療をしました。最初に脈診をしている段階と最終的に治療をした結果が異なっていますが、脈診は難しいと言われますが一度で正解を導けなくても構わないのです。それが診察であり、柔軟に修正しながら診断できていくように組み立てられているのが漢方鍼医会です。 漢方鍼医会、視覚障害鍼灸師向け実技 - youtube

各研修会のホームページ、メールリンク

東洋はり医学会のホームページ   東洋はり医学会へメールを送る

鍼灸経絡研究紘鍼会のホームページ(医道の日本社内)    鍼灸経絡研究紘鍼会へメールを送る

北辰会のホームページ   北辰会へメールを送る

漢方鍼医会のホームページ   漢方鍼医会へメールを送る



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